2022年01月19日 更新
年末年始のお休みが明け、早2週間が過ぎました。昨年同様、今年も1月4日にみんな元気に揃って朝の集いが始まり、嬉しく思いましたが…今年は例年と違うお知らせから始まることとなりました。
保育園で子どもたちと10年間毎日一緒に過ごしてきたウサギのきららちゃんが亡くなったことの報告です。まだお休みだった前日、きららちゃんのお世話にきたところ、ゲージの中で横たわっていたきららちゃんを見て、すぐにいつものように「きららちゃん!!」と声をかけましたが全く動いてくれませんでした…でも本当に眠っているように、眠ったまま逝ってしまったのだと思います。とても穏やかなやすらかな寝顔でした。
きららちゃんは10年ほど前にあかちゃんうさぎの兄弟で、みどり保育園にやってきました。それからずっと朝、子どもたちが登園してくるのを出迎え、夕方になって帰るのを見送ってくれて、ずっと私たちを見守ってくれた10年間。人間でいうと、もう95歳のおじいちゃんでした。昨年秋頃から寝ていることが非常に多くなってき、心配していたのですが、年末年始のお休みに入ってからも亡くなる前まで、カリカリフードもチモシーも人参も大根葉も何でもよく噛んで食べてくれていたので大丈夫かなとも思っていたところ…子どもたちのいない長いお休みの間に眠るように…。
3年前にはあとちゃんという兄弟が先に亡くなり、寂しい思いをしたと思いますが、その後も変わらずに元気な姿を毎日みせてくれていました。時が流れてもいつも子どもたちはみんなこの兄弟うさぎが大好きでした。年長児がお世話をしてくれ、声をかけお話しすること楽しみ、あかちゃんや年少児もゲージにくっつきむしになってとびっきりの笑顔をみせてくれたり。ここにいてくれることが当たり前の生活でした。私たちに癒しや穏やかさ、優しい気持ちをたくさん与えてくれました。子どもたちにいろいろなことをおしえてくれました。
「きららちゃんは、みどり保育園でのお役目を終えて、神さまとはあとちゃんのところに帰っていったんですよ。」と、久しぶりにみんなが揃った朝に、みんなで見送りました。
きららちゃんのいなくなったゲージはいつものきららちゃんの居場所にそのままあります。保護者の方がお花を手向けてくださったり、子どもたちが色紙でお花を作ってゲージの上に置いてくれたりしています。「そろそろ片付けないと…」と口にしたのを年長児が聞いていて、「なんでー!」「片づけんとって!」「このままここにいて!」とものすごい勢いで猛反対を受けました。とても嬉しい気持ちになりました。きららちゃんたち兄弟が伝えてくれた思いが子どもたちに届いていることを感じました。今もきららちゃんのゲージはそこにあり、きららちゃんが寝ているような気がしています。
神さま、みどり保育園のうさぎの兄弟をよろしくお願いしますね。
保育園で動物、生き物を飼育するということ、家庭においてペットと生活するということがどういうことなのかを改めて考えている今日この頃です。